2017年3月11日 (土)

父と母

父は昨年70になりました。

母子家庭で、ばーちゃんと二人の貧乏暮らしを経て、21で結婚し、24で私を産みました。
母の言葉を借りれば一徹で、真面目なサラリーマン生活。
役員になり70まで現役です。

69歳の最後の一年となった昨年、ガンと脳梗塞に倒れるまでは、
60代とは思えない若々しさでした。
そして今。リハビリがてら、残り僅かの会社勤めをしていますが、
脳梗塞と、ガンの手術の後は、私たちが見る分には不自由なく動いているようですが、
本人的には体が思うようにならず、元気がなくなり、めっきり老け込んでしまいました。

自分がこんな年寄り臭くなるなんて。と受け入れられず、
弱音を吐くところも初めて目にしました。
むしろ母の方が元気に見えます。

趣味がバラバラの両親が二人で遊ぶ姿は見た事がなかったのですが、
最近では、二人で一人前だからと、行動を共にする事も多いです。

老いた親を見るのは寂しい事ですね。

久しぶりの精密検査

更新が追いついてきました。

タルセバに変更後、腫瘍マーカーが、微妙に上がってきました。
正常値の5以下まで下がっていたのが3ヶ月かけて微妙に上がり続け、2月は8。

ということで、9月ぶりのPETと、脳MRI。 脳MRIは、脳転移していないかのチェック。
それとは別に、タルセバ耐性がついた後に使えるかもしれない抗ガン剤T790Mが適用できるかの血清によるDNA検査結果も出ているはず。
今週半ばに、検査結果の説明があると聞いたので、久しぶりに、母の診察に付き添いました。

結果は脳にも骨にも転移なし。
もともとタルセバに薬を変えるきっかけになった原発部位の活性化の疑いも変化なし。
まずは一安心。母も、脳転移の脅威から解放されて一安心。
だけど、腫瘍マーカーが上がってる原因がわからないのが気持ち悪い。

更にややこしいのが、DNA検査結果。オールマイナス。
T790Mの適用対象ではない。さらにタルセバが効くはずのDNA変異部位の変異もマイナス。
つまり効かなくなってるかも。 との事。

とは言え、血清検査の感度の問題かもしれないし、
T790Mは、まだ発現していないのかもしれない。

結論としては、しばらくはタルセバ服用しながら、つまり原発部位を注意深く観察して、
タルセバの効果をみる。
…で、タルセバが効いていないようなら、気管支鏡検査をする。
という事になりました。

スッキリしないけど、現状は前の抗ガン剤で、縮小した状態が維持できているから、
タルセバが効いている事を信じてしばらくはあれこれ思い悩むのは休止します。

2017年2月25日 (土)

母の入院

父。退院後
予防的に、抗がん剤ゼローダを服用をしながらのストーマ生活にもなれ、
落ち着いてきたかなという頃。

母の肺がんの原発部位。
ほとんど見えないくらいまでになっていたレントゲンの影が、少し濃くなってきました。

アリムタの維持療養を1年半続けてきましたが、
担当医師の判断で、薬をタルセバに変える事になりました。

薬の飲み始めは、入院が必要という事で、12月の初めに二週間程入院しました。
重篤な副作用もなく、順調に退院となりました。
これまでのアリムタでは、
白血球の減少、それに伴い、体がだるい、疲れやすい。などの副作用がありましたが、
タルセバでは、顔の肌が薄くなり、乾燥する。吹き出物ができる。
手足の固い角質が剥がれて痛むなどが出ました。
化粧がしづらかったり、自覚症状があるものなので、少し引きこもりがちになりました。

この事がきっかけで、父が自分でストーマパウチ交換をするようになり、
母の負担が減るという良い点もありました。

私と実家の距離

退院後は、床屋に行ったり、障害者手帳用の写真を取ったりと
色々やる事があったようです。
これもリハビリ。体力回復の為。と、歩いて行動。
脳梗塞の影響で車の運転にはまだ不安があるみたいです。

しばらくは感情の起伏が激しく、寝室にこもりきりになりがちだったり、
ちょっとした事でイラついて怒ったりしましたが、
体が思うようにならないからしばらくは仕方ないよね。と、
家族でフォローしてくれていたようです。

私はそばにいられないので、話を聞くしかない。
母と妹はストレスで大変なの伝わってきました。
近くにいない事が、申し訳なくて、フォローする言葉も、
逆に彼女らには、
お姉ちゃんには、わからん。
という気持ちにさせてしまっただけかもしれません。

私は空回りするしかなく、
母と、妹から、少し距離を感じるようになりましたが、
家を出た以上、これはサダメ。なのかもしれません。
寂しいですが。

一方父は少しずつ家でのストーマ生活に慣れていきながら、
おかげさまで、この6月までは、まだ在職しているため、
少しづつ出社頻度を上げ。今では毎日通勤しているようです。

退院!!

退院し、自宅に戻った父。

家はええなあ。ご飯がおいしいなあ。 と、涙ぐんでいたようです。

母も、妹も、そんな父は見た事がなかったから、少し動揺してたみたいです。

家のトイレをストーマ対応にリフォームが必要か?
と検討していましたが、父自身が、健常者用の洋式トイレで、対応可能との事で、
これまでと変わりなく、退院後の療養生活が始まりました。

«退院まで